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ドライブレコーダー:交通事故前後の映像記録

静岡新聞によると交通事故前後の映像記録車載カメラを搭載する車両が増えてきているという。果たしてその目的と効果はどこにあるのでしょう?

交通事故が発生した際、事故前後の映像を記録する車載カメラ「ドライブレコーダー」を取り付ける車が、県内でも徐々に増えている。事故原因の正確な分析や事故抑止の効果が期待されるほか、かつて交通事故で家族を失った人々でつくる「全国交通事故遺族の会」(本部・東京都中央区)も「事故の最も客観的な目撃者になってくれる」と普及を進めている。
 ドライブレコーダーは小型カメラを搭載し、フロントガラスの内側に装着する。衝突や急ブレーキ、急発進など車に一定の衝撃が加わると、衝撃の前後十数秒間の映像が自動的に記録される仕組み。映像はパソコンで簡単に再生することができる。
 県タクシー協会の昨年4月の調査によると、同協会に加盟するタクシー約5800台のうち、7社の300台余りがドライブレコーダーを搭載。同協会の担当者は「今後、さらに増えるだろう」とみている。

http://www.shizushin.com/local_social/20060310000000000021.htm

先週帰りが遅くなってタクシーで帰宅した時の、運転手さんのお話。
最近のタクシーのタイヤはゴムではなく合成材料で作られており、固くて長持ちするが、その分従来に比べ制動距離は伸びていて、雨の日なんかにはかなりすべって危険だそうです。(タクシーが後ろについている時は気をつけましょう)
運転手さん曰く、”人の命”に関わる鉄道や航空機、タクシー、バスなどは民間ではなく国が行うべきだ。民間ではどうしてもコストや他社との競争がメインになって、「安全」という意識が二の次になるからという理由。JR西日本の過密ダイヤの原因は、並行して走る私鉄との競争にも一因があると。

事故で亡くなったり怪我をした遺族からみれば、同感する点が多いのだと思いますが、何も関わっていない人にとっては、未だに価格やサービス優先をするのが常という裏腹の関係にあります。その境界線は”人命”にあるのですが、気付いていないというか、自分とは無関係と思っているというのか、はたまた”運”で片付けてしまおうというのか。。考えさせられるところです。奥深い課題だと思います。
ドライブレコーダー:交通事故前後の映像記録_a0017660_1073235.jpg

さて、掲題の「ドライブレコーダー」。事故の分析をしたり、過失割合を証明したりでは有効でしょうがこれも結果論でしかなく”起こさない”という点ではまだまだです。
それよりは自動車メーカーが研究している、事故を未然に防ぐインテリジェンス技術の実用化に期待したいと思います。
by topdas | 2006-03-13 10:07 | News&Comment