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新商品の売れる錯覚

新規事業相談で時々困ること。

いくつか質問をすれば、しっかり考えられた事業であるかどうかはすぐにわかります。
事業計画書を作っている方は、大抵の場合、質問に何らかの理論的な回答が帰ってきますので、強い点の伸ばし方や、弱い点のアドバイス、気付いていなかったり未検討課題の発見をして行くことでお役に立てます。
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困るのが、相談に来られる方の思いは痛い程わかるのですが、思いばかりで本当に売れるかどうかの根拠が見当たらない場合です。
例えば、こんな感じです。


Q:これは誰が買うのですか?
A:そりゃあ、みんなが欲しがると思います。

Q:どうして欲しがるんですか?
A:こんなの今までになかった商品だから。

Q:値段は少し高くないですか?
A:ここまで3年と○○円掛かったからこれ位でないと....


新しく商品を作ったから、他にはない売れる新商品だと言う。
商品に惚れ込んで自信を持っているが、誰が買うのかわからない。

こういう場合は、商品開発や事業そのものの相談というよりは、まず事業を構築するベースとなる考え方や基礎的な事業開発手法のようなものを学んで頂くか、そういう教育コンサルタントにサポートしてもらった方がいいのかな?と思ったりしますが、教育は私の分野でもないし。。
by topdas | 2006-06-09 10:38 | Sales-representative