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売れました!ドイツで大雪を競売

今朝の朝日新聞の朝刊の小さな記事。

まさしくChild's Eye(売れるモノ、売れる仕組みを作る視点)
真っ白な雪を売ります――。記録的な降雪に悩むドイツ中部の小さな村が、積もった雪をインターネットの競売にかけた。入札が14日に締め切られ、ファッションショーの装飾に使うという会社経営者ら8人が10立方メートルずつ最高1420ユーロ(約20万円)で落札した。売れました!ドイツで大雪を競売_a0017660_10421194.jpg

 競売にかけたのはチューリンゲン州シュタイナッハ村。自然に囲まれた人口約4800人の山村だが、積雪が観測史上2番目に多い約3メートルに達し、住民は連日除雪や融雪作業に追われている。

 独紙によると、「雪を処分するだけでなく、利用できないか」という声が村民からあがり、村が7日から「真っ白・新鮮・美しい」などのキャッチフレーズで出品していた。1週間で国内やオランダ、オーストリアなどから約300人が入札に参加した。落札者は村の職員と一緒に立ち入り禁止の森などにも入り、降ったばかりの雪を持ち帰るという。運搬費は自己負担。

 グライナー村長は「少しでも役に立つ雪の使い方が見つかり良かった」と話している。売上金は子どもの病気対策などに使う方針だという。


日本でも大雪に悩まされましたが、このような発想は出来ないものでしょうか?
ずいぶん前に北海道に出張した時に、大型トラックが河原にある雪捨て場に大量の雪を運んでいるのをみて、雪を捨てるのにコストを掛けて大変だなあ..と感じたのを思い出しました。
確か九州か沖縄かに雪のプレゼントをして話題になったニュースもありましたね。

売れました!ドイツで大雪を競売_a0017660_10431139.jpgまた、青森かどこかでりんごの貯蔵庫の冷蔵にも一部雪を利用していたと思います。
鹿児島では、桜島の火山灰の有効利用が永い間の課題です。



多くの人が知恵を出せば自然の恵み(時には災害になってしまいますが)をもっと活かす工夫はでてくるのではないかと思います。考えるキッカケを提供するのは行政が適任者ですね。
ただ季節変動が激しく安定したビジネスではありませんのでそこをどうクリアするかが発案者の腕の見せ所です。

前例のないビジネスを構想する Topdas
by topdas | 2006-03-16 10:43 | Child's Eye